12月3日(月)、秩父夜祭に行ってきました。
秩父夜祭に初めて行ったのは、2014年。
2015年にも行きましたが、2016年、2017年(一昨年、昨年)は行きませんでした。
2016年はユネスコ世界無形文化遺産に登録されるとの前評判が高く、結果的に登録されて直後の開催となり、更に、2016年は土曜、2017年は日曜に重なり、ものすごい人混みが予想されたので、行くのは諦めました。
今年2018年(平成30年)は 3年ぶり 3度目の秩父夜祭 見物 になります。
ブログに書き残しておきたいことが山のようにあります。
いったいどんな記事に仕上がるか分かりませんが、とにかく書いてみたいと思います。
いざ 秩父夜祭へ
昼過ぎの 池袋発 西武鉄道 特急 レッドアローに乗って、西武秩父に到着。
今日はあいにくの曇り空。雨が降るよな 降らないような。
雨降ってもいいけど、祭り(巡行)の間だけは 降らないで、と願うばかり。
西武秩父駅前ロータリーは車の侵入が禁止されて、屋台(露店)広場になっていますが、どちらかというと、秩父名産品市みたいな感じになっています。
一般的な屋台(露店)は、街中にたくさんありますので、慌てず吟味してから買いましょう ♪
視線を遠くに移すと、大好きな武甲山 ♡。
今日も雄大に、デンと構えて見守ってくれていますが、
数年前と比べると、削られて山の形が少し変わっているのが分かり、ちょっと 痛ましくもあります。(武甲山、ありがとう。。。)
では、3年ぶりの夜祭見物に Let’s Go!
秩父夜祭 御旅所
秩父夜祭に来たら、最初に向かいたい場所は 秩父夜祭 御旅所。
この御旅所の周辺は、秩父夜祭のクライマックスシーンの場となります。
でも、秩父夜祭大祭の日(つまり12月3日)は 17時30分ごろ ~ 22時30分ごろまで 基本的に立ち入りできなくなりますので、今のうちに参拝しておきます。
秩父夜祭 御旅所の場所
上図の黄色の★印が 秩父夜祭の御旅所です。西武秩父駅から 徒歩 4分くらい。
御旅所で 神様がデート♡
御旅所は、夜祭の夜、秩父神社の神様(妙見菩薩)が神社を飛び出して向かう場所。
何のために御旅所に向かうのか?
それは、武甲山の神様と 逢瀬を交わす(デートをする)ため ♡
秩父夜祭は、武甲山の神様と秩父神社の神様が デートできる年に一度の大切な日。
それが、秩父夜祭なんです(ウフフっ ♡)
そしてここが、秩父夜祭の御旅所です。
武甲山の神様って?
御旅所の後ろには武甲山が見えますが、鳥居とお社と武甲山の頂上が 一直線上に重なっていないことが分かります。
『山神様』と聞くと 山頂辺りにお社があったり里宮があったりしそうですが、武甲山の神様は 大蛇と言われていて、その大蛇(神様)のお住まいは 武甲山中腹にある 大蛇窪 というところ。(大蛇=龍神、という説もあるようです。)
で、御旅所は、その武甲山の中腹にある大蛇窪に向かって 建てられているのだそうです。
そして、秩父神社の鳥居と境内の参道も、大蛇窪に向かって 作られているのだそうです。
この話は、数年前、私が 『秩父神社の参道の向き』について、ココログ ブログに記事を書いた際、記事を読んだ方がコメント機能を使って、教えてくださいました。
教えてくださった方、ありがとうございます。
再びこの場をお借りして、お礼申し上げます。
大蛇窪に行ってみたいと思いますが、今は企業所有の敷地内にあり、一般人は立ち入ることが出来ません。
ということで、武甲山の山頂には御岳神社がありますが、御岳神社の神様=武甲山の神様ではないんです。
御旅所に なぜか カメ!?
下の写真は、御旅所内の様子です。
いつもは このカメ(カメじゃないけど)を覆うように覆屋(オオイヤ)があって、その中が見ずらいのですが、お祭りのときは覆屋が外されるようです。
写真の奥の方にも白っぽい(灰色っぽい)鳥居が写っています。
あの鳥居が 武甲山の神様をお迎えする鳥居なんです、きっと。
もちろんカメ(カメじゃないけど)の手前にも、鳥居があります。
なぜだか、黒白の幕が張られていて。紅白じゃなくて、なぜ黒白?
そして、御旅所には なぜか 亀 ???
これね、カメ(亀)じゃありませんよ。玄武です。
東西南北を司る霊獣(四神:シジン)として、東が青龍(せいりゅう)、西が白虎(びゃっこ)、南が朱雀(すじゃく)が有名ですが、北を担当しているのが玄武(げんぶ)です。
たまに仏画などで見かける、亀に蛇が巻き付いた姿。それが玄武です。
その玄武とは似ても似つきませんが、その玄武なんだそうです (^^♪
玄武は妙見菩薩のお使いなんだとか。だからここで、妙見菩薩をお出迎えするんですね。
確か、秩父神社の古~いお札には亀みたいな生き物に乗った妙見菩薩が描かれていたような気がします。以前、横瀬町歴史民俗資料館 で見たような気がします。
御旅所に面した秩父夜祭 観覧 特等席
ただいま、警察官は警備の打ち合わせ中。
その向こうには、お酒、ビール、ジュースにイカ焼き、とん汁。。。食欲をそそります。
17:30頃からこの広場への立ち入りは規制されますが、この辺りの露店には 一般人が自由に出入りできます。
店の前に見物客が立ち止まって夜祭を見ることは警察官が許可しませんし、この先は行き止まりなので、基本、人の往来はなく、広場への見通しは最高!
秩父夜祭 絶好の見物席といえますが、日没前のこの時間から 秩父夜祭の屋台が徐々に集結しはじめる20時以降まで 粘り続けるのは、至難の業(笑)
こちらは、報道関係者専用席。その脇にあるわずかな隙間には、この時刻から一般人が座り込んで場所取りをしています。一人だとトイレに行くこともできないので、ここではチームワークが不可欠です(笑)
ちなみに、この御旅所がある広場には 1席 6,000円の市営の秩父夜祭 観覧席がありますが、ひな壇式の席なので見通し抜群、花火も目前と左側にドカンドカンと上がります!
基本、事前販売ですが、余っていれば 当日購入することが出来ます。(その話は、別の機会に。。。)
秩父屋台囃子
15時30分。御旅所広場内をウロウロしていたら、広場内で秩父屋台囃子の演奏が 始まりました。
ここ以外でも、市内の所々で演奏されています。
6つの屋台町が、順番に奏でます。
屋台町ごとに、少しずつ、特徴があるのだとか。
こちらの地区は、女性と子供たちで構成。
聴いているだけで、体がリズムを刻みだす~ (^^♪
じっとして聴いてろっていう方が無茶な話 ♪
秩父屋台囃子の特徴
秩父屋台囃子は、細かくて早い拍子と力強い連打、そして独特のリズムが特徴的。
そして、通りの良い笛の音と、アクセントに入る 鐘の音。
YouTubeを探すと、屋台囃子 動画が いくつか見つかりますが、
どれか一つだけ選ぶとしたら、これかなぁ。
この映像の音を聴きながら 今、この記事を書いているんですが、もう 気分はノリノリ (^^♪
映像も貴重ですよ。何しろ、屋台の中を撮影した映像ですから。
秩父夜祭のリズミカルに鳴る小太鼓の音は基本的に止みません。
小太鼓は数分ごとに人が交代しながら切れ間なく演奏されます。
自分の順番が来るまで、屋台の中で待機しています。
大太鼓は 屋台が止まっている時は鳴らしませんが、やはり交代制で鳴らします。
秩父夜祭の大太鼓のバチは、一般的な大太鼓のバチより太くて、浅草の太鼓屋に行くと、秩父夜祭用いうのが売っているそうですが、それさえも折れることがあるのだとか。
また、力強くたたき続けられる大太鼓の皮は 破れることもあり、それを想定して 屋台の中には、予備の大太鼓がもう1台積まれているんだそうです。
もう一つお薦めの動画がありますが、これは4K動画なのでデータ量が大きいです。上限がある通信契約の方はご注意ください。また、YouTubeを起動しないと見れないようです。
予めご了承ください。
さて、屋台囃子もいいけど、そろそろ、秩父神社に向かわないとね。
少し寄り道しながら、秩父神社に向かいます。。。
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コメント
こんにちは。たまたま拝見しましたので、コメント失礼いたします。大蛇窪から亀の子石、秩父神社までの補足としまして、その延長線上は、妙見信仰の北に向かっている訳ですが、今の参道はずれていて、秩父鉄道が開通する以前は、地蔵川のあった直線的なルートを御神幸行列が進んだ様で、団子坂も勿論有りませんでした。また、北はおっしゃる様に玄武神の司る方向でもあり、玄武神は亀に蛇が巻き付いたお姿であり、頭は蛇ではないと思います。妙見様のお姿は亀に乗っていますので、御神幸行列の大幣(妙見様に見立てた幣)を亀の子石に立てお姿が現れ、同時に逢瀬になる武甲山の蛇神(龍神)の蛇が亀の子石に巻き付き玄武神となり、妙見様と玄武神の北のニ神を同時にお祀りするとも云われます。幕が黒いのは菩薩様ですので、神仏分離以前のお寺という関係でしょうか。注連縄も一連かも知れませんね。
> tai様
コメント、ありがとうございます。
興味深く読ませていただきました。
コメントのお礼を兼ねて、別に記事に書かせていただきました。
よろしければ、お読みくださいませ。
http://sp-forest.com/chichibu-yomatsuri-11/