さて、いよいよ、秩父神社に向かいます。
秩父神社
でも、どうして秩父夜祭で秩父神社に行くの?
秩父神社のHPによりますと、
秩父夜祭は、実は秩父神社の夜の神事 神幸祭にともなう「付けまつり」、つまり付帯の神賑わい行事として、江戸時代の後期から明治・大正にかけて盛んになったものにほかなりません。
引用元:秩父神社公式HP 秩父夜祭
とのこと。
”秩父夜祭”という言葉が独り歩きしている感がありますが、実は 秩父神社の神事のおまけのお祭りなんです。
だから、秩父夜祭の日は、秩父神社にも 必ず参拝したいのです。
秩父神社の場所
上の図の紫色の★印が 秩父神社。西武秩父駅は 地図の一番下の真ん中にあります。
西武秩父駅~秩父神社まで、普通なら徒歩20分くらい、
秩父鉄道 秩父駅~秩父神社まで、普通なら徒歩3分くらい。
でも秩父夜祭の日ですから、人だらけですから、思うように歩けずいつもより時間がかかります。
■お帰りの際は、時間にゆとりをもった行動を。。。
17時30分ごろからは、人でさえ、横断できない、左折できない、直進できない という場所が出て来ます。
私は初めて秩父夜祭に行った2014年。20時頃、いつも通れるはずの道があちこち封鎖されていることを知らずに、レッドアロー発車時刻ギリギリに西武秩父駅へ向かい、慌てた経験があります。
警察官に「ここは通れません。駅へは迂回路を通って行ってください」と言われ、人混みをかき分けかき分け、秩父市役所を大きく迂回し、国道をダッシュして、ギリギリセーフで 特急 レッドアローに乗り込んだ経験があります(^^;
時間にゆとりをもって行動されることを強くお勧めします。
17時30分ごろから22時30分ごろまでは、秩父市役所を大回りする迂回ルートしか歩けませんので、注意が必要です。
その他の場所でも、さっきまで歩けたのに 今はダメ、という場合もあります。
もちろん、その逆の、さっきまで歩けなかった場所が今はOKという場所もあります。
移動の際は時間にゆとりをもって、お気をつけて。。。
秩父神社の見どころ
秩父夜祭の日、16時ごろからの 秩父神社の見どころは4つあります。
地図の中央から下に向けて、
秩父神社 拝殿 (紫★)
御神幸行列の神輿 (赤★)
秩父夜祭屋台 3箇所 (黄★)
秩父夜祭 屋台囃子 (青★)。
では、入り口に近いところ(地図の下の方)から見ていきます。
秩父夜祭屋台囃子(青★)
ここでも、秩父夜祭屋台囃子の演奏が聴けます。
ここは、ステージの前には椅子があり、座って聴くことができますし、仮設トイレもあります。
ここではどの年も、ハイエイジ、ミドルエイジ、ヤングエイジ、キッズの混成で演奏していることが多いですね。
今は、小学校低学年のお子さんが舞台に上がって演奏中。。。
いいね。いい経験と思い出になるよねー。
秩父夜祭 屋台 3機(黄★)
秩父夜祭といえば、雪洞や提灯の火が灯されて巡行する屋台が、真っ先に思い浮かびますが、実はそれは屋台の”夜の顔”でしかありません。
それはそれで とても美しいのですが、雪洞や提灯が付いていない屋台の”昼の顔”が美しいからこそ、夜の顔があれほどまでに美しく見えるのです。
その”昼の顔”の美しさこそが、屋台の彫り物や幕の美しさや、屋台の造形のすばらしさ。
15時30分ごろ、秩父神社 周辺にくれば、その屋台の美しさを間近で見ることが出来ます。
3機(4機?)停められていますから、じっくり干渉することが出来ます。
16時ごろからは、雪洞と提灯のロウソク一本一本に火を灯し、屋根に上って、雪洞と提灯を一個一個 丁寧に 屋台に取り付ける作業を見ることが出来ます。
今は16時30分。
夜の巡行に向けて、雪洞(ぼんぼり)と提灯(ちょうちん)の取り付けがおおよそ完了し、あと30分もすれば、日が暮れて辺りが闇に包まれます。
その時が来るのを、氏子も観光客も、今か今かと 待ち遠しく感じている時刻です。
●下郷の笠鉾
秩父神社の鳥居の左斜め手前に、下郷 屋台町の臨時の車庫があり、秩父夜祭 大祭(12月3日)の昼過ぎ頃からここに停められており、じっくりと見物することが出来ます。
本来の車庫は秩父神社から北に約2km離れた視目坂下交差点手前(秩父夜祭 6つの屋台町の中で、最も遠く離れた屋台町)にあります。
秩父神社から遠く離れていることもあり、秩父夜祭 大祭(12月3日)の昼過ぎ頃からここで待機しているようです。
これは後ろ姿。(正面の写真を撮り忘れました(^^; )
秩父夜祭 大祭(12月3日)の夜の巡行では、2台目に通ります。
秩父夜祭で一番大きく重たい屋台で、正式名称は屋台ではなく笠鉾。
(屋台と笠鉾の違いは、別の機会に。。。)
とても見ごたえがあります。
もっと早い時間に来れば、笠鉾の見事な彫り物と織物飾り(幕?)を間近で見ることが出来ます。(以前来た時は間に合って雪洞と提灯なしの屋台を見れました~(^^♪)
こちらは只今、夜祭巡行の際に人が手で持つ提灯に、火を入れているところ。。。
3年前秩父夜祭見物に来た時、ここ下郷地区の世話役の方々の着物は朱色だった気がして尋ねてみたら、今年この柄に新調したんだそうです。
個人的には朱色の方が艶っぽくてカッコイイと思うけれど、新柄も カッコいい!!
写真右手前の方にお声を掛けて、顔出しOKを頂きましたので、そのまま掲載 ♪
粋だよねー。かっこいいよねー
●中近の笠鉾と宮地の屋台
秩父神社の鳥居をくぐって境内に入り、左斜め向かいに 中近屋台町の笠鉾、宮地屋台町の屋台の臨時の車庫があり、秩父夜祭 大祭(12月3日)の昼過ぎ頃からここに停められており、じっくりと見物することが出来ます。
中近屋台町の本来の車庫は秩父神社から西に約800m離れた中村町4丁目(秩父16番札所のほぼ隣り、わへいそばの近く)にあります。
宮地屋台町の本来の車庫は秩父神社から北に約1.5km離れた大野原の愛宕神社の境内の中(秩父17番札所と18番札所の中間ぐらいの場所)にあります。
どちらも、秩父神社から離れていることもあり、秩父夜祭 大祭(12月3日)の昼過ぎ頃からここで待機しているようです。
左側が宮地の屋台。右が仲近の笠鉾。
中近の笠鉾は、秩父夜祭 巡行行列の名誉ある1台目の屋台。
宮地の屋台は、秩父夜祭 巡行行列の3台目として祭りを彩ります。
屋台と笠鉾は厳密には違います。本来、見た目も大きく違うのですが、訳あって、同じ風に見えます。(秩父夜祭 3回目の見物ですから、見慣れて違いが分かるようになりました~(^^♪)
地元秩父の人たちは、笠鉾も屋台も屋台と呼んでいました。
こちらも、雪洞と提灯の火を灯して、夜祭巡行の準備はすでに整っていますね。
これはその25分後の様子です。あっという間に夕闇が広がり、ロウソクの灯りが浮かび上がってきました。
これは、反対側(左側)から撮影。 綺麗ですね。うっとり♡♡♡
●秩父夜祭の高張提灯
これは高張提灯(タカハリ チョウチン)。長い棒の先に人の頭より大きな提灯が付いていて、今日、御神幸行列の先頭を色どります。 刻々と、祭りの準備が整いつつあります。
秩父神社の神馬、待機中
今日、秩父夜祭の御神幸行列を歩く 秩父神社の新馬は2頭。
こちらがカシオペア号。
もう一頭は、ショウナン タイタン号(写真なし)。立ちながら寝てました。
秩父神社に参拝に来ても見かけることがなく、いつもはどこにいるのか尋ねてみたら、羊山公園内の牧場にいるんだそうです。
本日、大役があって、山から下りてきているわけですがね。
参拝客はお賽銭というのかな? お金を箱に入れて。
餌をちょいと一掴み「召し上がれ」って感じで桶に入れて。
ついでに 神馬をナデナデ。
私、こういう光景は もの凄~く好きではありません。。。
もし、自分が馬の立場になって、知らない所に連れられて来て、知らない人に休む間もなく囲まれて、休む間もなく触られ続けたら。。。
そんなことを考えると、すごーく嫌な気持ちになります。いたたまれない気持ちになります。
そんなことを考えるのは、おかしい?
実は、馬って凄く繊細でデリケートな生き物なんだそうです。
多分 人に慣れていないから、近くに世話役の人が立っているんじゃないかと。
せめて、人の手が触れないところで、もちょっと自由に動ける環境にしてあげてくれないか、と考えてしまいます。
御神幸行列の神輿(赤★)
こちらが、秩父夜祭 御神幸行列 の御神輿。秩父神社の神域ですでにスタンバイしています。
みなさーん、これ、妙見菩薩がお乗りになるお神輿なんですよー!(^^)
このお神輿に乗って、御旅所へと向かわれるんですよー! (^^;
出発の準備は整っていますよー (^^;
秩父神社の参拝者の長い行列の脇に安置されておりますが、
参拝客は 神社の拝殿ばかりに目が行き、この御神輿にはあまり関心がない様子。。。
まぁ、いっか (^^;
私はしかと、拝ませていただきました (^^♪。
秩父神社(紫★)
今日の秩父神社。
人でいっぱい。私も一応 参拝させていただきました(^^♪
参拝待ち行列の待ち時間は意外と短く20分でした。
さてと、暗くなってきました。おなかも少し空いてきました。
夕飯は何にしようかな? 今日はどこで見学しようかな?
そんなことを考えながら、神社を出ます。。。
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