秩父吉田の龍勢祭 2019 に行ってきた

10月13日(日)龍勢祭に行ってきました(^^♪

秩父吉田 龍勢祭り 2019 ポスター

今年7月に「龍勢祭、見に来ませんか?」と秩父の方から予期せぬお誘いを受け。

その日を指折り数えて楽しみにしておりました。

しかし、龍勢祭の前日の夜にかけて、歴史的な台風19号が通過。

祭りの当日は、朝から台風の爪痕で交通網はズタズタ。

龍勢祭への交通機関も閉ざされて(西武秩父線、秩父鉄道は運転見合わせ。西武観光バスは臨時バスを全便運休)、

今年の龍勢祭 初観賞は絶望的と思いきや、びっくりするような出来事が起き、

何とか、龍勢祭の会場に行くことが出来ました。

龍勢祭はどんなお祭り?

秩父吉田 龍勢祭 2019 鳥居

龍勢祭は、秩父の吉田地方にある椋神社の例大祭の奉納祭として行われる付祭(行事)。

団体ごとに願いを込めて手作りしたロケット花火を順番に打ち上げます。

ロケット花火が天に向かって上がっていく様子が龍に似ていることから、ロケット花火を“龍勢”と呼ぶんだとか。

秩父吉田 龍勢祭 2019 1(※ 只今、ロケット花火(龍勢)を運搬中)

秩父吉田 龍勢祭 2019 2(※ 龍勢は上の写真の黄色の横線以上に長いのです)

龍勢を作る際、作り手が様々な工夫を凝らします。

仕掛けを仕込んで、上空で破裂するとカラフルな煙を発するものやパラシュートや唐傘などが舞うものもあり。

市販されている単純なロケット花火の大型版と龍勢は大違い。

様々な仕掛けが目を楽しませてくれました(^^♪

中には、天高く上がらないものや、上空で破裂せずにそのまま弧を描いて落下するだけもの物などもあり。

それはそれで観ていてハラハラ ドキドキ。

秩父吉田 龍勢祭 2019 3(※ 只今、発射台に龍勢を設置中)

たった5発。されど5発。

十分楽しませていただきました(^^♪

また行きたい、龍勢祭!

滞在時間1時間半という、短いお祭り観賞でしたが、

いやー、実に良かった。

イイ祭りでした。

龍勢を打ち上げる前に、花火に込めた思いや願いが口上として述べられるのですが、これがイイんですよ。

日々の庶民の願い。。。

ささやかだけど、かけがえのない大切なものに対する思い。。。

人々のそんな思いが伝わってきてね。

秩父吉田 龍勢祭 2019 4(※ 紅白の幕の上で、只今、口上を読み上げ中)

また行きたいなぁ。。。

最初から見れたら、もっと楽しいんだろうなぁー。

もっと早く見に来れば良かったなぁ~。

秩父の祭りはあれもこれも、どれも好い祭りなのは、なんでかなぁ。。。

秩父吉田 龍勢祭 2019 5(※ 点火OK!竿の下から竿の上へ火が移動中!)

秩父の祭りは、なんか空気感がいいのよねー。

観光化しているようで、実は観光化していない。

観光客に媚を売らない感じというか。

祭りが外貨獲得客寄せパンダのようでいて、実はそうじゃない。

祭りの本質をきっちり守っているっていうのかな?

これが秩父の人の気質なのかな?

その誇りが、空気感に現れるのかなぁ。。。?

秩父吉田 龍勢祭 2019 6(※ 白雲を上げて、龍勢が天に舞い上がる~(^^♪)

お祭りの主役はだぁ~れ?

祭りは祀り。ショーではないから延期はない

前夜に超大型の台風19号の影響を受けて、秩父を走る秩父鉄道も西武秩父鉄道も運休となり、秩父への手段は車だけになった、2019年龍勢祭。

「こんな時は、延期になるのかなぁ」と数日前になんとなく思ってしまった私。

観光客からすると、お祭りは一種のショー(show)と錯覚してしまいがち。

だから、つい 観光客ファースト感覚で色々思ってしまうのかもしれません。

秩父吉田 龍勢祭 2019 7(※ 上空で見事に開いた龍勢の仕掛け。お見事!)

祭りは観光客ファーストじゃないよ

祭りは祀り。

祭りは地元の神様と神社と氏子たちが主役です。

観光客はあくまで祭りの見物客。

このことはしっかり覚えておきたい!

今回、強くそう感じました。

龍勢祭当日、今年の龍勢祭開催や秩父夜祭平日開催を例に出して、

龍勢祭に行こうとしていて行けなかった人が書いた「秩父は観光客のことを考えていない」という批判的なインターネットの書き込みを数か所で見かけました。

祭りが開催された場合、龍勢祭の桟敷席の払い戻しを一切行わないことになっているから、桟敷席を買ったのに電車が動かなくて龍勢祭に行けない人にとっては、「悔しい思い」の表れかもしれないけれど。

それの払戻しに関しては、購入前に公表されていたルールだし。

そういうこともすべて承諾した上で桟敷席を買っているはずだから、それで文句を言っちゃぁダメなんじゃなぁい?

と、そんなことを考えたりしてね。

祭りは地元民と観光客で支えていこう

もちろん、見物客が多い方がお祭は盛り上がりますから。

地元民としても、魅せようとして頑張るでしょうし。

地元民と観光客とでお互いに思いやりながら、華やかに存続していけたらいいよねー (^_-)-☆

導きとしか言いようのない今年の龍勢祭見物

龍勢祭の存在は、2012年頃、“あの花”こと「あの日観た花の名前を僕たちはまだ知らない」という秩父を舞台にした超長い題名のアニメで初めて知り。

でも、「龍勢祭を観に行きたい」という思いより「“あの花”色の付いた龍勢祭は見たくない」という思いが勝り長いこと敬遠しておりました。

「もうそろそろ“あの花”色も抜けたかな?」って今年の春 考えていたら、夏に思わずお誘いを受けて。

うーん。これって偶然?必然?

流れって凄い!\(^o^)/

ところで、奇跡的な出来事って?

歴史的な台風19号通過の影響で、鉄道各社は始発から運転を見合わせ。

秩父へと続く西武秩父線や秩父鉄道は、昼になってもまだ運転見合わせ中。

秩父吉田 龍勢祭 2019 台風19号 鉄道状況

これは、11時30分ごろの鉄道運行状況。

点線部は運休中で運転再開のメド立たず。

もし秩父に行けたとしても、龍勢祭行きのバスも終日運休宣言してるし。

仮に、いつも通りに電車が走っていたとしても、秩父に着くのは14時頃。龍勢祭の会場に着くのは15時頃。

まぁ、今朝の天之御中主神のグルグルつながりの件がありましたから、龍勢祭に間に合わなくても、電車が開通したら秩父には行くつもりでおりましたが、

今年の龍勢祭見物は完全に諦めモードに入っていました。

ところが。。。

神の使い 現る!

なんと!

今回、龍勢祭に誘ってくれた秩父の知人が、「A駅まで来れば、そこまで車で迎えに行く」と言うではありませんか!

A駅は、秩父から多分2時間ぐらいかかる距離です。

あぁ、何ということでしょう!

でも、申し訳なくてお断りしたのですが。

そのことをスピ友に伝えたら、「天之御中主神のお使いだから断らなくていいのに」と。

(・_・)?? ナンデスト ??

「行かないのぉ??」と畳みかけるスピ友。

更に、秩父の知人から再度の連絡があり。

今朝の天之御中主神のグルグルの件もありますし。

結局、別の B駅で秩父の知人と待ち合わせることに。。。

迎えに来る時は高速道路や有料道路が封鎖されていて、一般道を通って渋滞を抜けてB駅には予定より遅く到着。

B駅で私を乗せて龍勢祭へ向かう時は、高速道路も有料道路も再開していて、予定より30分早く到着。

その分、長く龍勢祭を見物することが出来ました(^^♪

ところで帰りはどうする?

帰りのことは何も考えずに、秩父に行くことばかり考えていた私。

龍勢祭へと向かう途中で気づいて、一瞬青ざめた私。。。

どうしよう。。。夜も電車が運転再開していなかったら。。。

「いいや。いざとなれば、秩父に泊ろう!それも縁♪」

そう割り切って、祭りを楽しむことに決め込むワタシ。

で、帰りに調べてみたら、秩父鉄道も西武秩父線も、運転再開になっていました。

どこ通っても帰れるよー\(^o^)/

ありがたや、アリガタヤ♪

龍勢祭は天之御中主神のお導き?

龍勢祭から帰ってきて、それまで数日間続いていた『秩父においで』感はなくなりました。

台風で、私が龍勢祭行きを諦めないようにするために誘い続けてくださっていたのかな?

今朝の天之御中主神とのグルグルつながりの誓いは、私が出不精モードに入って龍勢祭行きを諦めてしまわないよう、私に一日中秩父に注目させるための出来事だったのかな?

そんな感じがしています。

秩父神社 妙見菩薩 お札※引用元:秩父神社 HP

ありがとう、天之御中主神(アメノミナカヌシ)。

龍勢祭、楽しかったです。

そして、秩父からわざわざ車を運転して、往復4時間近くかけて、龍勢祭に連れて行ってくれた秩父のAさん。

ありがとうございました。

天之御中主神からの白羽の矢を受けて。

本当にありがとうございました。

お仲間の桟敷席にお招きくださり、おいしい手料理までごちそうになり、短い時間でしたがめいいっぱい龍勢祭を楽しませていただきました。

筆舌につくし難い感謝の気持ちでいっぱいです。

そうだ、お礼参りに行こう!

今回のやり場のない尽きぬ感謝の気持ち。

近いうちに、秩父神社と吉田の椋神社にお礼参りに行ってこようと思います。

秩父吉田 龍勢祭 2019 8 椋神社 お札(※ 桟敷席で見かけた椋神社のお札。ここもお犬様なんですね)

ありがたや ありがたや。

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