東国三社巡りの際、地図を見ていたら、大きな神社を発見。
「神崎神社」と書いてあります。
行ってみようということになり、ちょっと寄り道です。
■神崎神社 案内図
境内案内図を見てみると、やっぱり大きい。
■八坂神社
最初に見えたのがこちらのお社。神崎神社の摂社になるのでしょうか?
小さいけれど、地元の人たちに大切にされている神社だというのがわかります。
小さいけれど、本当にとってもいい神社。
あぁ、こういう神社、いいわぁ~。
社額も、社額も文字もとってもいい雰囲気。
誠実さがにじみ出ています。
できる範囲で一生懸命守っています、という感じ。
空気感は八坂神社でありながら、京都の八坂神社より柔和でマイルド。
グイっと引っ張るような感じはや後押しする感じもなく。。。
ここにいると、きっと、そういう必要がないのでしょう。
この土地の穏やかな人々に囲まれて、柔和になられたという感じかな?
穏やかにやさしく見守ってくれるお父さんみたい。あたたかい。。。
ご祭神は、建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)。
しかし、ご祭神は古くを知る人の話によると、ここのお祭りは
その妃神である櫛稲田姫(くしいなだひめ)のお祭り、
とも言われているとか。
それでかな?柔和な感じがするのは。。。
建速須佐之男命は、別の名を 須佐之男命(すさのおのみこと:素戔嗚尊)。
スーさんなら何かあった時、きっと グイっと力を貸してくださるはず。
地元の人たちと神社の穏やかなつながりを感じ、
こちらまで心がホッコリ。。。
さて次に移動です。
■神崎神社の鳥居
表通りに出て、鳥居を見てびっくり。
黒い!大きい!
周囲は田んぼばっかりで、それほど住民が多いとは思えないところにこんなに堂々とした鳥居。
それは皆に大切にされている証。
いったいどんな神社なんだろう。。。
この写真の半分以上上まで続く、長~い階段を上ります。
途中で休憩。振り返ってみて、わぉー!結構な急階段です。
途中に踊り場のような通路があって。
あらま!そこには、三峯神社!
●三峯神社
一見すると 「ちょっとどうかなー」って感じですが(笑)
ところがどっこい!
鳥居をくぐって中に入るとしっかりと三峯神社なんです。
空気感は、三峯神社のお山の感じ。そして、お犬様も。
三峰の山神様、お犬様、こんにちは。
意外なところでお目にかかれて、嬉しゅうございます。。。 ♡
●神社手前の狛犬さん
私は、近年のすました感じの狛犬さんより、
こういう狛犬さんの方が好き ♡
神様の周りをちょこまか走っているお仕えしている感じがしてネ (^^♪
●神崎神社 拝殿
森の中の参道を歩いて見えてきたのが、神崎神社 拝殿です。
まさか、こんなに開けた空間になっているとは。。。
しかも立派なお社。素晴らしい空間。。。
いやー、本当にびっくり。こんな立派な神社があるなんて。
予備知識なしで、立ち寄ったので、驚きっぱなし。
きっと、歴史ある神社に違いない!
●神崎神社の由緒
由緒書きによると、
白鳳二年に、常陸国河内郡ち下総国香取軍との境、大浦沼二つ塚よりこの
地に影向(遷座)してご創祀された神社、だとか。
平安時代や徳川時代は政府から広大な土地をいただいたり、
多くのお米をいただいたりしていたようです。
ご祭神は、
・天鳥船命(あめのとりふねのかみ)
・少彦名命(すくなひこなのみこと)
・面足命(おもだるのみこと)
・惶根命:(かしこねのみこと)
うーん、あまり耳なじみの神様が祀られている神社みたいです。
(実はその場で読めず、帰宅してから調べてわかりました )
だけど、この神社の空気感は
山神というか、土地神というか。
勧請されてきた神様の神社という感じではなく、
どこからも影響されない ここオンリーの神様という感じで、
土地と密接で、ただそこにおわす崇敬の対象、
守り神、よりどころという感じ。
山のように大らかで、水のように清らかで柔らかい。
そんな感じかな。
●神崎神社の御朱印
御朱印は、お賽銭箱の上の密閉容器の中に入れてあり、
そこから一枚賜り、お代はお賽銭箱にお納めする仕組みに
なっていましたので、一枚賜りました。
●ナンジャモンジャの木
神崎神社のご神木は、この楠木。
国指定天然記念物でもあります。
この大きな木は、1674年4月、水戸光圀公が参拝の折、
「この木は何というもんじゃろうか」と感嘆され、これ以来、
この御神木は「ナンジャモンジャ」の名で広く知れ渡っている、とか。
明治40年に火災で焼けて、7mほどで切断されてしまったけれど、
その後ひこばえ(切り株から出た芽)が良く育ち、今では20m以上
あるそうです。
ちなみに、ナンジャモンジャの木というのは、特定された
植物の別名ではなく、「すごい!これ何!」的な樹に
昔の人が付けられた 通り名みたいです(笑)。
神崎神社。 本当にとても素敵な神社です。
長い階段の上にある神社なのに、一人、二人と、
参拝客が入れ替わるようにして、やってきます。
帰宅後、調べてみました。
(以下作成中)