先日、埼玉の駅の構内を歩いていて、おもむろに横を向いたその先で目に飛び込んできたのは
こんな感じの光景でした。
『興福寺』。なんか どこかで聞いたことあるような、凄く気になる音の響き。
パンフレットを手にして思い出しました。
そう。あれは数年前に行った上野の東京藝術大学 大学美術館で開催されたあの仏頭展。
※ この写真は東京藝術大学大学美術館のサイトからお借りしました。
これです、これ。これが『興福寺』でしたね。
ひょっとしたら、私、興福寺にご縁があるのかもしれません。
3年前のあの時も、興福寺なんて聞いたこともなかったけど、物凄く興味を抱いて、仏像なんか 全然まったく興味ないのに観に行ってね。
更に、一夜限りの『夜間特別鑑賞会』に応募して当選したりして。
夜間特別観賞会では、8人くらいの僧侶が散華を華やかに撒きしながら行う 仏頭 特別法要が営まれたりしてね。
そして3年後の今回。なにげなく振り向いた先にあったのが、興福寺関連のパンフレット。
これは 多分、過去世で関係ありますよ、きっと(笑)
興福寺とは一体どんなご縁なんでしょうね。
目にしたパンフレットは、根津美術館で開催中の
※ この写真は根津美術館のサイトからお借りしました。
特別展示「再会ー興福寺の梵天・帝釈天」
開催期間: 2017年1月7日~2月19日、 3月4日~3月31日
のパンフレットでした。
この展示は、
もともと、興福寺の金堂で一対を成していたこの梵天と帝釈天が 112年ぶりに根津美術館で再会を果たす、というもの。
一部破損していた帝釈天だけが、明治の廃仏毀釈の混乱で、法相宗大本山の維持・徒弟教育基金設立のお礼としてと益田鈍翁に渡り、その後根津美術館が所蔵することになり今に至る、
とのこと。
ちなみに、彫ったのは 定慶(じょうけい)という仏師のようですが、あまり記録が残っていないようで、多分、運慶や康慶に属した慶派の仏師で、康慶の弟子だったのではないか、と言われており、梵天は国の重要文化財に指定されているそうです。(運慶や康慶は歴史音痴の私でさえ知っている著名な仏師です。何を彫ったかはさっきネットで調べて知りましたけどね(^_^;)
1998年に奈良の東大寺、春日大社、元興時、薬師寺、唐招提寺、春日山原始林、平城京と共に興福寺も世界遺産に登録されて、更に2018年には興福寺の金堂が約300年ぶりに再建されるなど、注目されるイベント続きの興福寺。
果てさて、そんな興福寺と どんな御縁があるのでしょうか?
いつか分かると面白いですネ (^_^) ♪
■ご参考
・東京藝術大学大学美術館(東京・上野の森)
・根津美術館(東京・六本木)