妙見菩薩に誘われて 秩父路 7km 徒歩の旅

先日、妙見菩薩に誘われて秩父路を歩いてきました。

龍勢祭に行って、そのお礼参りをしようと思いながら行っていなくて。

それで呼ばているのかなと思ったけれど、どうも違うみたい。

吉田の椋神社に何度意識を投げても、届かずに途中で消えちゃって。

でも、秩父神社には意識が着地して。

まぁ、とにかく行きますよ、と出掛けた訳です。

終わってみれば、徒歩で7km、約10ヶ所を巡る旅となりました。

今日は簡単な行動記録程度(!?)にとどめて、詳細は別の機会に。

妙見さんからの熱烈ラブコール

本当はね、一日中一人でボケーっと何もしないで過ごすつもりでした。

でも朝から妙見菩薩から『秩父においで』と熱烈なラブコール。

「今日は無理。今日はご勘弁を。明日行きますから」と何度お答えしても、ラブコールは相変わらず続き。

あーだ こーだと いくら言い分けをしても『分かったから、つべこべ言わずに早くおいで』と聞き入れてくれません。

ついに、私、ギブアップ。

出掛ける支度で もたもたしていると『(そんなこと)いいから早く』とせわしないこと極まりなく。

秩父神社 妙見菩薩 お札引用元:秩父神社HP

妙見さん、一体何事ですか?

何をそんなに急いでますか?

そんなことを考えながら、12時過ぎ、秩父へと向かいました。

大野原駅手前で起こされる

秩父へ行く時は、西武秩父線で行くか秩父鉄道(以下、ちち鉄)で行くか、その時の流れで決めています。

今日はちち鉄経由で行く感じ。

ウトウトとしながら ちち鉄に乗っていたら、大野原駅手前でパチッと覚醒。

車内アナウンスは「次は大野原」と告げています。

「大野原。あぁ、(このあいだ、地図で見つけた)妙見宮(妙見大菩薩)が近くにあったっけ。ひょっとして呼ばれてるかな?」。

秩父路 徒歩 7km 大野原

思わず、秩父駅の一つ手前『大野原駅』で途中下車することに。。。

時刻は午後3時。

でも、妙見大菩薩への道は分かりません。

妙見さんに道案内をお願いしながら、歩きだして。。。

秩父路 徒歩 7km 江原製石 お犬様 狛犬

途中で見かけた江原製石店 の狛犬さん。古そうだけど、どこから来たのかな?

秩父路 徒歩 7km 坂東観音堂旧跡

途中で見つけた坂東観音堂跡。昔ここに坂東観音霊場が建立されていたそうです。

秩父路 徒歩 7km 江戸巡礼古道 標識

道の一角。秩父札所巡礼の江戸時代の古道の石碑をこのように残してくださっているのが、秩父の素敵なところ。もちろん、撤去されたところもありますけどね。

秩父路 徒歩 7km 下宮地 妙見大菩薩

車をよけてふと見上げれば、あれは、ひょっとして、妙見大菩薩では!?

1.宮地の妙見大菩薩に参拝

秩父路 徒歩 7km 下宮地 妙見大菩薩

突如、現れました。宮地の妙見大菩薩。

あぁ、びっくり (・・;

ここ、宮地の妙見大菩薩はいつも見ているGoogleマップでは見つけられません。

Yahoo地図にもありません。

たまに使うマピオンを開いていて偶然見つけた場所。

色々調べてみると非常に興味深い話が出てきて、是非一度来てみたいと思っていた場所です。

意図せぬ時に来れちゃった♪ ありがたや、ありがたや(^^♪

参拝を済ませて、ふと左を見ると。。。

秩父路 徒歩 7km 広見寺 橋

もの凄く立派な門を発見! あれはナニ!??

手前の小川に架かる橋も、ただならぬ気配。。。

2.秩父 曹洞宗 廣見寺にも参拝

秩父路 徒歩 7km 広見寺 門

立派でしょ! びっくり!この門は 廣見寺の門です。

この廣見寺は秩父曹洞宗の発祥の地だそうです。

秩父路 徒歩 7km 広見寺 本堂

楼門の提灯には「妙見大菩薩」の文字もあり、なんとなく妙見さんに所縁(ゆかり)の地のようですし、引き留められる感じがしないので、参拝させていただきます。

とりあえず、妙見さんのグルグル回る空気感を探ります。

グルグルというより、くる~りくるりという感じのエネルギー(^^;

でも、確かに妙見さんがおいでです。

『さあ、急いで』。

妙見さんの言葉に促され、秩父神社へと向かいます。

3.屋台町宮地の愛宕神社にも参拝

秩父路 徒歩 7km 宮地 愛宕神社

大野原方面から秩父神社に向かう途中に、小さいけれど立派な 愛宕神社があります。

ちょっと分かりにくいところにあるけれど、愛宕神社の敷地には、屋台町宮地の屋台収納庫もあり、宮地の鎮守的存在。

今は素通りできません。

何しろ『宮地』ですからね。

時間が気になりますが、参拝していきます。

秩父路 徒歩 7km 宮地 愛宕神社

小さいけれど、素敵でしょ。

脇にはパッツン パッツンに切り込まれた立派なイチョウの木。歴史を感じます。

参拝を済ませて、社殿の中をちょいと拝見してみると。。。

秩父路 徒歩 7km 宮地 愛宕神社 夜祭提灯

おぉ、これは夜祭で屋台に付けられる提灯ではないではないですか!

わぉ~ぅ!(なぜか雄たけびしたい、そんな気分(笑))

秩父路 徒歩 7km 宮地 愛宕神社 夜祭提灯

「宮地」の文字が見えます。まだ 1ヶ月以上先なのに、準備は始まっているんですね。

和紙に飛び散ったような後があるけど、昨年溶けて散ったロウソクかな?

思いは巡る~、時間は過ぎる~(^^;

秩父路 徒歩 7km 愛宕神社 宮地 夜祭 屋台収納庫

愛宕神社の社殿の隣には、宮地の屋台収納庫。

社殿より、でっかい!

4.秩父神社の前に 三峰神社に参拝!

宮地の愛宕神社からまっすぐ歩いて交差点を左に曲がれば、秩父神社です(^^♪

でもその交差点の手前で、無意識的に脇道にそれた ワタシ。

なんで、ここ曲がるん?? 自分でも不思議。

秩父路 徒歩 7km 秩父神社 柞の杜 三峯神社

と、目の前に、三峯神社がありました♪

そういえば、ありましたね。柞の杜の三峯神社。

忘れてました(^^;

なんか、数年前に来た時よりキレイになったみたい。

鳥居の裏には「平成30年1月吉日奉納」とありました。

なるほど。。。綺麗にしてくださったんですね。

秩父路 徒歩 7km 秩父神社 柞の杜 三峯神社

柞の杜(ははそのもり)の三峯神社。

ちっちゃいですけど、三峯神社です。お久しぶりです。

ここにもお寄りなさい、ってことかしらね(^^♪

参拝を済ませて、秩父神社へLet’s go!

5.秩父神社境内にある 秩父夜祭 本町の屋台収納庫

秩父路 徒歩 7km 秩父神社 夜祭 本町 屋台収納庫

秩父神社の正面の鳥居に向かうのかと思いきや、脚が向かったのは秩父神社の脇の小さな入口。

神社は正面から入るものだと思っていますが、今日は珍しく裏口のようなところから秩父神社に入りました(^^;

そして、秩父神社境内にある 秩父夜祭 本町の屋台収納庫の前を通過。

この収納庫の中に、秩父夜祭の屋台が収められています。

軽自動車と比べるとその大きさが分かります。大きいよねー。

6.やっと着きました 秩父神社

秩父路 徒歩 7km 秩父神社

大野原から寄り道しながら歩いて1時間。

やっと秩父神社に着きました。

昨年の冬至に参拝して以来、約1年ぶりです。

足場が組まれてますね。修復工事が始まるのかな?

閉門時間に間に合って良かったね。

参拝を済ませて、一安心。

境内をふらふらと歩いていたら

『さあ、次に行こう、急いで』と妙見さん。

へっ? 今日の終点はここじゃないの?

『急いで!間に合うから』。

秩父路 徒歩 7km 煙火主催町 ポスター

これは、今日あちこちで見かけた夜祭の『煙火主催町ポスター』。

『煙火主催町』については別に機会があれば。。。

秩父路 徒歩 7km 秩父神社

秩父神社を後にして。

秩父路 徒歩 7km 秩父神社 鳥居

どこに行くのかな?

行先は不明。。。(^^;

7.番場町のお諏訪様に参拝

秩父路 徒歩 7km 夜祭 番場町 お諏訪様

ここは、武甲山の神様である龍神さんの本妻さんであるお諏訪様のお社。

小さいけれど優しい空気感が感じられるお社です。

いつ来ても、なぜか周囲にお酒のケースが置いてあります。不思議です(^^)

今日はここで終わり? いえまだまだ(笑)

この時考えていたことと同じことを、今読んでいる方も思っているんじゃないかと。。。(^^;

でもね。この時、今日の終点がどこか、なんとなく分かりました。

8.中町の屋台収納庫

秩父路 徒歩 7km 本町 屋台収納庫

超ピンボケになってしまいましたが、中町の夜祭屋台収納庫。

神様がおわす場所ではないので、写真を撮って次の場所へと急ぎます。

日暮れは近いぞ、急げー!\(^o^)/

9.上町会所と上町 夜祭屋台収納庫

秩父路 徒歩 7km 上町会所

秩父の矢尾百貨店から 徒歩約 5分のところにある、上町の会所(上町公会堂)。

秩父夜祭の時、上町の拠点になる場所ですね。

秩父路 徒歩 7km 上町 屋台収納庫

上町の会所から 徒歩10分のところにあるにある、上町 夜祭 屋台収納庫。

本日の終点は、多分ここ。

時刻は 午後 5時。これにて 終了かな?

さあ、美味しいものを食べて、温泉に入って帰るぞー\(^o^)/

西武秩父駅へと向かいます。

秩父路 徒歩 7km 上町 街灯 夜祭 提灯

途中で見かけた上町の街灯。

あ~ら、夜祭の屋台の提灯の形じゃないですか。ステキですね♡

秩父路 徒歩 7km 上町 街灯 夜祭 提灯

よく見ると『上』の字が屋台の提灯に書いてある字体と同じだし。

支柱の先端にも『上』のマーク。

夜でないと見つけられないもの、見つけちゃった♪

うふふ、ありがと(^^♪

秩父路 徒歩 7km たい焼き ねぎし

もう一つ、夜ならではの発見! たい焼き ねぎし。

前回この前を通った時には気づきませんでした。

灯りが付いていて気付きました。夜の蝶。。。なんてね。

今日は残念ながらスルーして、次回の楽しみにしたいと思います。

さあ、探しておいたお目当てのおいしそうなお店へ Let’s Go!

ところが、料理は 3,000円からのコース料理のみとのこと。がっかり。。。

断念して脚が向かった場所は。。。

10.団子坂と秩父夜祭 御旅所

秩父夜祭最大の見せ場 団子坂

秩父夜祭 夜の団子坂 1

ここが秩父夜祭 最大の見せ場である団子坂。

この坂を 人力だけで重さ10~20トンの屋台を曳き上げていきます。

秩父夜祭 夜の団子坂 2

歩いてみると分かりますが、かなりの急坂です。

初挑戦で、自転車でノンブレーキで下りれるかな?という感じ。

オートバイを押して上がるだってかなり大変かも。

秩父夜祭 夜の団子坂 横から

ここは、秩父夜祭の最大の見せ場ですが、観光客だけでなく地元民でさえも見物客として立ち入ることはできない場所。

屋台が傾いて、バランス崩して屋台から人が落ちちゃうこともあるし。

過去に屋台に人がひかれて、数人の死亡事故が起きているし。

将棋倒しに合って、圧死されたりケガをされた方もいます。

だから、関係者以外立ち入れないよう、厳重に入場規制される場所なのです。

この団子坂の坂の上には、秩父夜祭の夜に 秩父神社の妙見菩薩と武甲山の龍神さんのデートの場である 御旅所があります。

秩父夜祭 御旅所

秩父夜祭 夜の御旅所 全景

夜の秩父夜祭 御旅所。初めて見ました。

ライトアップされて、幻想的でステキです♡

秩父夜祭 夜の御旅所 鳥居内

鳥居の中は、こんな感じ。

手前の小さいお社の中には。。。

秩父夜祭 夜の御旅所 亀の子石

妙見さんのお使いである玄武がいます。

亀に似ているので『亀の子石』と言われています。

秩父夜祭 夜の御旅所 龍神鳥居 2

亀の子石の後ろには大きめのお社があり、その向こうにも鳥居。

向こうの鳥居は武甲山の龍神さんがお通りになる鳥居。

手前の鳥居は妙見菩薩がお通りになる鳥居。

秩父夜祭 夜の御旅所 龍神鳥居 1

これは龍神さんの鳥居側から見た御旅所♡

時刻は午後 5時45分。

どうやらこれで、本当に終わりのようです。

祭りの湯に入って帰るぞー \(^o^)/

今回の旅を振り返り。。。

無計画な旅、無意識な旅

今回訪ねたところは、すべて秩父夜祭に関わるところでした。

これは、分かる人には分かり、分からない人には分からない話かもしれませんが、

今回歩いた道のりは、本当に無計画、無選別で歩いてました。

無意識的に歩いて、結果的に、秩父夜祭に関わるところばかり行きました。

途中、宮地の愛宕神社は寄らずにはいられないと思いましたが、それは愛宕神社の近くに行ってから思ったこと。

行こうとしてその道を選んだわけではありません。

ここまで来たのだから素通りできないでしょ、という感じ。

何も考えずにテクテク歩いて着いた場所ばかりです。

もちろん、潜在意識のレベルでは考えていたかもしれませんが、それは私には分かりません(^^;

1年間 放置していた約束、遂げた

秩父夜祭の屋台は、全部で6基。下郷中近宮地上町中町本町です。

今回行った秩父夜祭の屋台収納庫は、宮地上町中町本町で、下郷中近の屋台収納庫には行っていません。

ですが、実は、昨年の冬至の日に秩父に呼ばれた際に、下郷中近、宮地 の屋台収納庫巡りは済ませています。

本当は、昨年の冬至の日に全部の屋台収納庫を巡るはずでした。

『屋台収納庫を全部見て歩いて』というお上からのお達しでしたが、意味わからなくてね。

だって『車庫の外観を見て回れ』って言われて「はい、分かりました!」ってならないでしょ(笑)

12月は、寒いし。

だから、お上からの呼び出しに抵抗してね。

しぶしぶ秩父に向かって秩父到着が遅くなって道迷いもあって、下郷中近、宮地 しか行けなかったのです。

で、他の3ヶ所(上町中町本町)は後日巡ることになっていましたが、約 1年放置状態でした。

それを、今回果たしたというか、遂げさせられたという感じでしょうか。

妙見菩薩とのご縁

今年の秩父夜祭は、私にとって 超 スペシャルな秩父夜祭になる予定です。

それは全部、妙見さん(妙見菩薩)のお導きによるものと感じています。

今回の徒歩の旅でそれを確信しました。

秩父神社 妙見菩薩 お札

引用元:秩父神社 HP

流れに任せて。受け入れて。

すべて受け取らせていただきます。。。

ありがとうございます。

これにて、この記事は終了です。

最後に、長い記事を最後までお読みくださいまして、

ありがとうございました m(_ _)m

感謝です m(_ _)m

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