これ、平成29年に埼玉県立川の博物館で開催された 特別展の図録です。
昨年の秋ごろから探していました。
先日、偶然、スピ友が「秩父のおみやげ~」と言って 持ってきてくれましてね。
探していることを話していなかったのに秩父で買ってきてくれて、ホントにびっくりしました \(^o^)/
展示会開催当初、三峯神社にもこの特別展開催のポスターが貼ってありました。確か「絶滅したとされるオオカミ 復活!」みたいな感じだったかな。その感じがなんか嫌でね。避けていたんです。
最近インターネットで見かける「三峯神社のお犬様がもののけ姫のモロのモデルだ!」という言葉が気になって昨年夏ごろ色々調べている時に、この図録の存在を知り、インターネットで時々探しておりましたが、買えずにおりました。
内容は、秩父山地一帯のオオカミ信仰について書かれています。
図録というだけあって、写真が豊富です。
個人所有の物も掲載されていて「さすがだわ。よく集めてきたわ。」という印象です。
文章の概略は、私が知っているお犬様信仰に関する話とほとんど同じでしたが、より具体的な話が書かれていたり、歴史的な貴重な写真が多く掲載されていたりで、オオカミ信仰(=お犬様信仰)の息吹が感じられたというか、骨身にしみてくる内容でした。
友よ、買ってきてくれて ありがとう! 心から、感謝です。
中でも一番印象に残っているのは、三峯神社の古い日誌『日鑑』の中に「安政5年のコレラ流行のおり、コレラ除けとしてお犬様信仰が流行った」ということが書かれている、という話で。それを、今、新型コロナ渦に知るという巡り合わせ。。。
(この図録が書かれたのは、平成29年なんですけどね。)
歴史は繰り返されるって感じかな?
日誌には、新型コロナのことも書かれているのかな?
そんな想像を思わずしてしまいました(^^;
お犬様と称してオオカミが多数の神社に祀られるという、全国的にも珍しい秩父山地 独時のお犬様信仰。
世界では悪者として扱われることが多いオオカミが、人々に寄り添う信仰の対象になっているという世界的にも珍しい文化の貴重な記録として、この本を大事にしたいと思いました。
ホント、買ってきてくれてありがとう\(^o^)/♪