秩父神社へ参拝(2:摂社・末社)

秩父神社へ参拝(1) の続きです。

※ この記事は かなり長い記事です。スミマセン。

■秩父神社の摂社、末社

秩父神社の境内には、小さいお社が沢山あります。
これらを摂社・末社と呼ぶそうです。(摂社と末社の違いは別の機会に。)

秩父神社の摂社・末社は、
・ 皇大神宮、豊受大神宮 ⇒ 神様派閥 天津神派
・ 日御碕宮、諏訪神社  ⇒ 神様派閥 国津神派

・ 東照宮、天満天神社  ⇒ 死後神格化した代表的な神々
・ 柞稲荷神社 ⇒ お稲荷さん

・ 禍津日神  ⇒ 自然現象の神様
・ 天神地衹社 ⇒ 一ノ宮の神々

うん。 代表的な神社がこれだけ揃っているって、凄いと思います。

その上、それぞれのお社の空気感もはっきりしていて、
それぞれの違いが良く分かり、一ヶ所で色々体験することができます。

なので、秩父神社=神社のテーマパーク、って言ってもいいんじゃないかなー、
と思っています。

■皇大神宮(摂社・末社)

皇大神宮は、伊勢神宮の内宮のことです。
秩父神社 拝殿の右裏に向かって歩いて行く途中にあります。

秩父神社 摂社・末社 皇大神宮

ご祭神は
 天照大御神(あまてらすおおみかみ)。

こちらの空気感は
背筋が伸びるような緊張感を伴った シャキッ!っとした感じ。
「厳しいけど好き」と思っている上司に呼び出されて前に立たされている感じ。
何言われるのか、ドキドキな状態。 リラックスは...出来ない
かな(笑)。

そして、●●神宮に居るような感じにもなります。

(空気感は、昔ご自分が何系だったによって 全然違うものになるそうです。)

■豊受大神宮(摂社・末社)

皇大神宮は、伊勢神宮の外宮のことです。
秩父神社 拝殿の左裏に向かって歩いて行く途中にあります。

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ご祭神は
 豊受大御神(とようけおおみかみ)。

こちらの空気感は
 皇大神宮の御前よりも 少し気楽でいられる感じ。
若干の緊張感は残ります(笑)。

■日御碕宮(摂社・末社)

こちらのお宮の前に立ちましたならば、
私の場合、全身の緊張が抜けて ぐにゃり としてしまいました。

あぁ~、この感覚、やっぱり イイわぁ~。ホッとする。

このお宮は、秩父神社 拝殿 手前左側にございます。

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ご祭神は
 須佐ノ男神(すさのおのみこと)。

こちらの空気感は
 大らか,包容,寛容,優しい,文武とも頼もしい、理想のお父さん。
家に帰ってきたような安心感。

このお宮さん、大好きです。

(空気感は、昔ご自分が何系だったによって 全然違うものになるそうです。)

■諏訪神社(摂社・末社)

秩父神社 拝殿と社門の間の 左側。
お稲荷さんの赤いお社の右側にある 小さなお社です。

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ご祭神は
 ・ 建御名方神(たけみなかたのかみ)
・ 八坂刀賣神(やさかとめのかみ)

 建御名方神は、有名な諏訪大社のご祭神ですね。

八坂刀賣神は... 初めまして、と思いきや。建御名方神の妃神でした。
諏訪大社で参拝いたしておりました。

こちらの空気感は、
 大らか,武,頼もしい感じのお兄さん カナ。
 日御碕宮に似ていますが、こちらの方が “武” が強調される感じです。

摂社・末社である 日御碕宮 と 諏訪神社 をゆっくり行ったり来たりしてみると、
行き来の途中で、空気感がガラっと変わる瞬間がありました。

あまりの変わっぷりが面白かったです。

■柞稲荷神社(摂社・末社)

ははそいなりじんじゃ、と読みます。
諏訪神社の左隣にございます。

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ご祭神は
 倉稲魂神(うかのみたまのかみ)

あら、お稲荷さんてお狐様がご祭神としてお祀りされているのかと思ったら、
違うのですね。

倉稲魂神は日本書紀にも出てくる 稲の神様です。
キツネさんは倉稲魂神の御眷属。つまり、神様のお使いなんですって。

だから、お稲荷さんの前には、狛犬さまでなくお狐さまが居るのですね (^^♪。

だけど、佐藤愛子さんの本には「稲荷さんとして祀ってあげるから」と
お狐さんを諭すシーンが描かれてたな....
まっ、この辺りは 考えても良く分からないので (汗)、考えるのはやめときます。

こちらの空気感は、
宝登山神社より 軽~うございました。

■東照宮(摂社・末社)

諏訪神社の向かい側、社門入って右側にございます。

東照宮と言えば、なんと言っても 日光の東照宮。

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ご祭神は
 徳川家康。

こちらの空気感は、
鷹揚,武,知,頼もしい 感じ
カナ。少ーし 暖かさも ありました。

■天満天神社(摂社・末社)

東照宮の左側にございます。

天満天神社は、天満つながりで 北野天満宮,太宰府天満宮でございます。

先程 宝登山神社でも 参拝させていただきましたので、
天満天神社 参拝は 本日 2度目なります。

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ご祭神は
 菅原道真公。

こちらの空気感は、
武,躍,頼もしい感じ。 東照宮よりも ホットでした。
宝登山神社の天満天神社にも 似ていました。

摂社・末社である 天満天神社と東照宮の間をゆっくり行ったり来たりすると、
空気感が変わる瞬間があるので、こちらも 面白いです。

■禍津日社(摂社・末社)

まがつひしゃ、と読みます。

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神様の名前を見ても、どんな神様なのか分からないので、
とりあえず、参拝いたしました。

そしたらね、暖かいんです。空気感は、体感的にポカポカと 暖かい。

ご祭神は、
 渦津日神(まがつひのかみ)。

渦津日神は、イザナギが禊ぎで黄泉の国の穢れを祓った時に生まれ
た神様で、災厄を司るのだそうです。

■天神地衹社(摂社・末社)

てんしんちぎしゃ、と読みます。

全国の一ノ宮(計75社)がお祀りされています。

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単なる壁に見えますが、壁一面(?)が数区画に分かれていて、
一区画に 約四社、お祀りされております。

秩父神社の 摂社・末社の記事は、以上です。

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