あれは、確か 2000年ごろ。
陰陽師。流行りましたねー。
原作は、夢枕獏さんが書いた小説 陰陽師 で、
それをマンガ化したのが岡野玲子さん。
そのマンガが 陰陽師ブームのきっかけだそうです。
映画にもなりましたね。2本とも観ましたよ。
本は2冊くらい読みました。
マンガは多分1巻ぐらいは読んだんじゃないかと。。。(笑)
マンガは、1999年7月~2005年9月に 13巻出版されたそうです。
スピ友と話していて、「あるけど、読む?貸すけど?」ということで、一気に貸していただくことに。
貸出時に、「このマンガはね、途中から意味不明になる人が多いんだけど、頑張って読んでみてねー」と それこそ意味不明のメッセージをくれました。
マンガを読んでいたら、何となく、ストーリーを思い出し。
マンガの絵を見ていると、映画の配役通り、陰陽師は野村萬斎さん、源博雅は伊藤英明さんのイメージと重なり合い。
陰陽師の映画は、野村萬斎さんと伊藤英明さんがいたから製作できたんじゃないか?って思う程、マンガと映画と小説の世界が交差して、なんか多重放送みたい(笑)
陰陽師のストーリは、一言で言うと、陰陽師が浮かばれない鬼と戦う鬼退治の話。人情も絡まり合って、優雅で素敵。
ところが、7巻目の 菅原道真公の怨霊と戦いあたりから、スケール一気にグレードアップ!
7巻
8巻目の 雨乞い行脚 は、首に力がジワジワ掛りっぱなしで、 静かな興奮が最後まで続き。
8巻
10巻の 安摩の舞 ~11巻の 神護寺の話は、もう最高!
10巻
11巻
それはまさに、手に汗握るスリルと興奮!呼吸するのを忘れる程!
勧善懲悪の陰陽師 鬼退治の話は一体どこに行ってしまったの!
(そんなのもう どうだっていいじゃない!!!:笑)
これこそ 陰陽師の世界!
そんな話がずーっと続いて、止められない止められない!
時間が経つのを忘れるほど、夢中になって読んでしまいました。
インターネットで調べてみると、「5~6巻位まではお薦めだけど、7巻目位から意味不明で良く分かりませ~ん」というご意見が多いみたいです。
でもね、そんなこと言わずに是非11巻目までは是非読んでいただきたい。
陰陽師の醍醐味は、10巻11巻を読んでこそ分かる んじゃないかと。その予備知識として、1巻~9巻が存在する感じ。
しかし、12巻の後ろ半分~13巻 は全く意味不明でした。
陰陽師のマンガなのに、いきなりエジプトのキャラクターやシーンが何度も何度も登場して、何ページも書かれていて、何が何だかサッパリ意味不明。
陰陽師とその妻 真葛は過去生にエジプトで同じような仕事をしていた、ということを暗にほのめかしていたような、そうでないような?
スピ友が言っていた”意味不明”ってこのことだったのかしら?
後でスピ友の確認したところ「途中から意味不明になる」というのは、7巻目あたりのことだったみたいです。
8巻目の 雨乞い行脚 、10巻の 安摩の舞 、11巻の 神護寺への話 は、本当に最高です。
鳥肌モノです。
今は、中古本で1冊100円くらいで売っているみたい。
買おうか思案中です。。。
機会いがありましたら、是非どうぞ。
ホント、スゴイですよー!
■補足
夢枕獏さんの小説 陰陽師は 昨年 38巻目を出版し、30周年を迎えたそうです。
スゴイですネ。今度本屋で見かけたら、買ってみようかな?
文芸春秋 夢枕 獏 『陰陽師』シリーズ