墨田区立花の吾嬬(あずま)神社。
1月18日の徒歩ワークで突然出くわした神社です。
それまで私の中では、吾嬬(吾妻)といえば浅草駅前の吾妻橋でした。
この辺りは、広重の浮世絵 「名所江戸百景」にも登場する場所だそうですが、
これまで名前も存在さえも知らなかった神社です。
参道入口の様子。
住宅に挟まれた細い参道。そして鳥居がない。
だけど、きっちりと整えられた長~い参道。 なんか不思議な感じ。
遠くの正面に、小さな鳥居とお社が見えますが。
参道の長さとお社の大きさが なんだかアンバランス。
なんか不思議。でも、まぁ、いっか。
これも何かのご縁♪。きちんと参拝して行きましょう。
そんな軽~い気持ちで、参道を進むと。。。
住宅密集地に囲まれたガラ~ンとした空間に到着。
そこに ポツンと小さなお社。でも木々に守られているような。不思議な空間。
社務所みたいなものはないんだけれど、
その広場を、おじいさんが黙々と掃除をなさっていて。
(上の写真の中段右端に小さく写っています。)
この空間、なんか不思議。なんかいい感じ~♪。
正面の階段を上り、鳥居をくぐると。
うーん、ここすっごく気持ちいい。
思わず深呼吸しちゃいました。
■ ここの空気感は、
スっコーンっと抜けていて清々しい感じだけど、でも涼しい感じじゃなくて。
大きく柔らかく受け止めてくれるような優しさで。
シルクの羽毛布団に包まれているような感じ??
うーん、ホントに気持ちいい。ホッとする~ (^^♪。
こんな空気感の神社は初めてです。
お社の前はさらに気持ちよく、呼吸が深く大きくゆったりとしてきます。
■ こちらのご祭神は
弟橘姫命(おとたちばなひめのみこと)。
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の妃神ですね。
確か、数名いるお妃様の中のお一人ですね ♡。
私にとって、吾嬬神社も弟橘姫命も初めての出会いです。
この素敵な空気感は弟橘姫命の空気感でしょうか?
「吾嬬神社」でなく、「吾妻神社」でネット検索してみると、
千葉の木更津や神奈川の二宮町の吾妻神社の記事が多く見つかります。
この二社は、
日本武尊(ヤマトタケル)東国征伐の折、相模(現在の神奈川県の一部)から上総(現在の千葉県の一部)に渡ろうとしたとき、海上で嵐に襲われ、
弟橘姫(オトタチバナヒメ)が海に身を投じることで嵐を鎮め、その数日後に、木更津には御袖、二宮町には櫛が流れ着いた、という故事に由来する神社
だそうです。
一方で、この吾嬬神社は境内の由緒書きによると、
弟橘姫の御召物がこの地に流れ着き、それを祀る山を日本武尊がここに築きそこを御廟とし、その東の方に楠の箸を刺したところ、たちまち葉を茂らしてご神木になった
のだそうです。
そして、
この地は江戸時代に吾嬬の森と呼ばれる地になり、歌川広重の浮世絵第31景「吾嬬の森連理の梓」 として描かれるほどの名所になった
そうです。(情報源:http://www.sumidagawa-machi.jp/meisyo/u1.html)
お社の裏側には小山があり、そこに小さな祠がありますが、
そこはまるで森の中にいるような 本当に心地の良いところ。
休憩も兼ねて、暫く心地よい空気に浸らせていただきました。
今回の吾嬬神社との偶然の出会いは、素敵な出会い・心地よい出会いでした。
本当にどうもありがとうございました。
千葉の木更津や神奈川の二宮町の吾妻神社に行ってみたくなりました。
いつかご縁がありますように ♡。
すみだ観光サイト:吾嬬神社
http://www.visit-sumida.jp/spot/SpotDetail/tabid/60/pdid/243/catid/2/Default.aspx
↑このサイトの写真はあんまりですけどねー、空気感・居心地はとってもいい神社でした。