三峯神社 奥宮は、妙法ヶ岳の頂きにあります。
その妙法ヶ岳への登山道で、先日遭難事故があったそうです。
9月1日午後に家族とはぐれ、同月6日朝に無事発見されたそうです。
食料も雨具も持っていなかったそうです。
以下、YOMIURI ONLINE 2013年9月6日20時47分 の記事転載です。
秩父山中で遭難、1日から不明の専門学校生保護
6日午前6時5分頃、埼玉県秩父市の山中で、東京都豊島区の専門学校生の男性(18)が岩陰で横になっているのを、県警山岳救助隊が発見し、保護した。
家族から1日、男性が遭難したと連絡があり、捜索していた。男性は衰弱しているが、命に別条はないという。
発表によると、男性は1日午後、母、兄、親類2人の計5人で同市の妙法ヶ岳(1329メートル)に登り、下山途中にはぐれた。携帯電話で「転んだので休憩してから下りる」と伝えた後、行方が分からなくなった。男性は食料や雨具などは持っていなかったという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130906-OYT1T01038.htm
※ 携帯電話は、電波が入るところと入らないところがあります。山頂は入りました。
それにしても、5日間も 真っ暗やみの中 怖かったろうな~。
お腹すいて、水も無く 、辛かったろうな~。
寒くない時期で良かった。 一人で よく頑張ったね。
なにはともあれ、無事で良かった、本当に良かった。
登山道入り口から頂きまで、標高差 約300m。
これだけ聞くと、ハイキング気分で行けそうですが、ハイキング道ではないので
舗装された登山道ではないので、危険は皆無ではありません。
奥秩父でなくても、秩父の山を侮ってはいけません。
行方不明,遭難による死亡・負傷など、毎年 大小事故があるようです。
秋。街中は温かくても、山中は手先が痺れんばかりに寒い日もありました(経験談)。
きっと夜になれば もっと気温が下がるでしょう。
奥宮の辺りが、雲に覆われたこともありました(経験談)。
雲=霧ですから、濡れて冷えて体温下がって危険です。
明日は我が身。。。
私は先日、遭難対策として、音量120dbの 笛を買いました。
100dbは、電車が通過するときのガード下。
90dbは、騒々しい工場の中、の音量だと言われています。
「大声を張り上げる」 というのは非常に体力を消耗する行為で、
弱ってくると 助けを呼ぶ声も出せなくなるそうです。
この笛を推薦する 登山家が結構いたので買いましたが、確かに音はうるさい(笑)。
使わないことを願いつつ、万一の時の為に。
ついでに、私の熊鈴は 音量 96dbで、音量の保証書付き(笑)。
雨具,非常食,余分な上着(防寒用),懐中電灯,熊鈴。
これが、私の標準装備。(そうだ、電池も追加しょう! あっ、笛もネ)
奥宮 参拝の際、スポーティーな街着で登っている方々を見かけたことが
あります。 「ついでに奥宮に行ってみよっか」 的な服装の方々。
危険です。本当に恐ろしい事です。
最低限の装備をして、皆さまも、私も、気を引きしめて行きましょう。
(本当は、装備これだけじゃ足りないかもしれないけど。。。)
以上、本日のブログでした。
追記 2013/09/08
NHKニュースのリンクを発見しました。
https://www.youtube.com/watch?v=8a_9s_QE0DI
登山道から 200mも離れた岩陰でかなり衰弱した状態で発見されたそうです。
地元の山岳会の関係者は 「水が近くにあったことや、岩陰で雨風をしのげたことが救助につながった」 と話しているそうです。
明日は我が身デス。。。 気をつけましょう。