三峯神社 白い氣守、6月から休止!渋滞対策が整うまで。

三峯神社が「白い氣守」の頒布を、6月から 休止するそうです。

毎月一日(ついたち/朔日)限定で頒布される「白い氣守」が

目当ての参拝客が殺到し渋滞が生じ、近隣住民の生活に

支障が出るほどになり、ついに、確実な解決策が整うまでの間

頒布を中止することにしたそうです。

※ 2018年5月15日に 三峯神社のHPで公式発表されました。

※ 日経新聞サイト、埼玉新聞サイトにも掲載されてます。

※ 引用元: 三峯神社 HP。

三峯神社は山々が奥深く連なる山奥にある神社で、

そこにたどり着くまでの道のりは、

山肌を削って作った古いクネクネ道で

道幅は乗用車ギリギリ2台分あるぐらい。

それが20kmぐらい続きます。

その三峯神社へと続く細い道沿いには、

昔々から代々その地で生活している小さい集落がいくつもあり、

今もなお、その地で生活をしています。

そして、三峰地方を守ってくれています。

三峯神社へと続く山道は、その集落で暮らす人たちの

生きる為の生活道路でもあります。

その道が渋滞で硬直し使えなくなることは、ある意味、

その地で暮らす人々にとっては死活問題で一大事。

例えば、救急車が着けないとか。

一日ぐらい我慢すればいいのでは?

そんな声も聞こえてきそうですが、

道路があるのに使えない。移動手段がないという状況が

自分とは関わりのないことが原因で我が生活に起きたなら、

どう感じるか。

渋滞の車は途中で分岐する甲府方面への接続道路までも

硬直させることがあったようです。(これ20年前にできた

念願の道路なんです。それが硬直。。。)

地域住民の方々は、三峯のお犬様の崇拝し、

代々共に生きてきた三峯神社のために

渋滞客が利用する仮設トイレのトイレットペーパーの

補充を行ってくださるなど、「白い氣守」の頒布には

協力してくださっていたようです。

三峯神社にしても、

宮司さんは代々三峯神社を守ってこられた家の方ですし、

今まで崇拝してくださった近隣住民の生活を脅かす

事態になり、さぞかし苦しい思いをしてこられたと思います。

三峯神社は、環境省が管轄する

秩父多摩甲斐国立公園(ちちぶたまかいこくりつこうえん)の中にあり、

それは埼玉県、山梨県、長野県、東京都に跨る国立公園なので、

施設増設も容易にできない環境にあります。

これまでも何度か長い渋滞が発生し、解決策を

近隣住民、村役場、秩父市役所などの方々と協議してきたようですが

なかなか解決には至らなかったようです。

今回の決断は、三峯神社にとって

本当に苦渋の決断なのだと思います。

あぁ、神様。何か良い解決策はないでしょうか。

ロープウェイが廃止になり、参拝客がぱったりと途絶え、

2011年ごろは駐車場はガラガラ、バスもスッカスカ。

建物の外壁も設備も修復もできないぐらいの悲しい状況だったのが、

参拝客が増えて、トイレをきれいにできたり、

古いエレベーターが交換できたり、

ちょっとずつ維持できるようになってきたのに。

宮司さん、喜んでいたのに。

あー、もう、本当、悲しい。悔しい。泣けてくる。。。

何とか ならないもんか。

あぁ、神様。どうか、お願い。

何か良い案を、良いお知恵をお授けください。。。

※以下、三峯神社HPから引用。