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※ 三峯神社の古き表参道を歩き、三峯へ(1) の続きです。
■いよいよ 山の中へ
先程とは打って変わって、ここから参道は山道に変わります。
この細い道の上を、いったい何人の人が歩いたのでしょうか。
江戸時代には三峯信仰が高まり、江戸からも参拝客が来たのだとか。
着物を着て、素足に草鞋(草鞋)を履き、
正丸峠を経由して歩いて来たのかな
江戸から秩父への距離も相当なもの。
更にそこから歩いて歩いて。。。 昔の人って凄いなぁ。。。
小さな谷を渡る橋を渡り、
少し歩くと
二つ目の橋。そして歩くと、
三つ目の橋!(笑)。そしてまた歩くと、
四つ目の橋!!(笑)。
ここ、橋が多いですネ(笑) この先もこんな風に続くのでしょうか?(笑)
この橋や参道はどこが維持管理してくださっているのでしょうか?
埼玉県かな?
■清浄ノ滝
赤い登龍橋を渡って約40分。
五つ目の橋の場所に、『清浄ノ滝』 があります。
昔は、この清浄ノ滝で身を清めてから
三峯神社に参拝したのだそうです。
そして、今も時々、滝に打たれて禊をしている方がいるそうで、
脇の祠には 今年修験者が納めたお札が置かれておりました。
ここで休憩したり水遊びをしたりする方もいらっしゃるようですが、
この地のエネルギーは今の私にとって不要なエネルギーのようで
今の私には留まることができるような場所ではなく
さっさと写真を撮って、なんとか丁寧に祠に一礼して、
そそくさと立ち去らせていただきました。
神社仏閣やパワースポットと呼ばれる場所に行くと、
時々、居心地が良くない場所、立ち入りたくない場所 が
在ります。
それは確かにその場所にパワーというか
エネルギーが存在する証なのですが、
居心地が良くなかったり 立ち入りたくないという感覚 は
そのエネルギーが今の自分にとって不必要であるという証でもあるので、
無理しなくて良いのです。
■どなたの仕業?
道端で、動物が削ったような木を発見!
何となく気配を感じるよな、錯覚の様な。。。
この森に、熊、いるんですかね
会ってみたいような、みたくないような。
熊鈴を意識的に大きく鳴らしながら、前へ前へと進みます
■二十五丁目 丁目石
こちらは 『第廿五丁目 國田屋七右ェ門』 と彫ってある 昔の丁目石。
ここに来るまで見掛けませんでしたが、
昔の丁目石、まだ少し残っているんですネ。
丁目石を見つけると、
「また一歩近づいた。あともう少し。頑張ろう!」って気になるですよ。
昔の人もそうだったんだろうな。。。
今、二十五丁目ですから、だいたい中間地点ということですネ。
ちなみに一丁は、約109mです。
参道は一面木々に覆われて、今どの辺りを歩いているか
うかがい知ることは出来ないのですが、時折車の音が
聞こえてくることも。。。
高度が上がるとともに、少しずつ霧が出てきて、
趣ある雰囲気に。。。
■妙法ヶ岳?
不意に空が開け、その先に見えるお山は、
三峯神社 奥宮がある 妙法ヶ岳じゃないかな?
(一番高いところではなく、その横のぴょこんと飛び出た
ラクダのこぶのようなところが、妙法ヶ岳?)
江戸時代の人も、ここから見て拝んでいたのかな?
■薬師堂 跡地
赤い登龍橋を渡って約 70分。
目の前に見えるは、薬師堂 跡地。
その昔、ここには薬師如来の御堂があって、病人を看護したり、
当時登山を許されなかった女人や病人、積雪などで
進退出来なくなった人たちを無料で宿泊させてくれた場所なのだそうです。
そして、その宿泊者の人数が3,000人になったのを記念して
昭和 9年に 記念碑を建てたそうです。
(突然ですが、昭和 9年っていうと、
満州事変と第二次世界大戦の中間あたりの頃ですね。
私、昭和10年 と聞くとつい反応してしまうのですが、
その流れだと思って、この反応、お許しくださいm(_ _)m。)
そういえば!!
2014年、三峯神社の宮司さんが三峯神社小教院を
案内してくださった際に話してくださった
三峯神社小教院 に飾られている 一枚の浮世絵 の説明を
思い出しました。
ー(以下、宮司さんからのご説明)ー
「江戸時代の頃、神仏習合でこの地にも観音堂があり、
秩父札所総開帳の年に三峯の観音堂も御開帳し、
一目その観音様を拝もうと大勢参拝したのですが、
この地は女人禁制であった為、
女性は参道の途中で山で足止めされて
観ることができなくて。
その時の様子を描いたのが、この浮世絵です。」
ー(以下、宮司さんからのご説明)ー
確か、こんな説明だったと思います。
(間違っていたら、スミマセン)
その浮世絵は 三峯神社小教院 の床の間に常設されてますし、
御開帳の年2014年には三峯神社 Facebook にも掲載されていましたね。
あ!ひょっとして、さっきの見通しの良い高台は
浮世絵の舞台なのかも!
などと、一人思い巡らせ、一人楽しむ、一人ぼっち登山 (^^♪
ちなみに、ここは二十八丁目~ (^^♪
(↓)三峯神社 小教院 の 浮世絵のリンクはこちら
※ 三峯神社の古き表参道を歩き、三峯へ(3) の続きます。
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